平成20年1月18日の金曜日。
久しぶりに美容院に行った。
パパが入院する前に行ったきりだから、1か月半も行っていないことになる。
リボンも久しぶりに付けてもらったよ～♪
どお？
ブルーだから、少しだけ男の子っぽいかな(笑)
美容院のお姉さんはずっと僕が来なかったから心配していたそうだ。
僕の病気のことは話してあったからね。
僕じゃなくてパパが具合が悪かったんだって話したら、びっくりしていた。
でもね、パパは少し痩せたけれど、こうして元気でいるよって僕は一生懸命
お話したよ。
年末に渡そうと思っていたカレンダーをいただいた。
可愛らしいわんこがいっぱい載っていて、しかも一言添えられているコメントが
とても素敵なんだよ。
2か月一緒になったカレンダーだけどね。
例えば1月＆2月のカレンダーの文句はこうだよ。
「耳を傾けてごらん いちばん大切なこと きっと見つかるよ」
ねっ、いいでしょう～～(*^。^*)
平成20年1月14日の月曜日。
今日は成人の日だね。
僕らわんこが成人するのは実に早い。
1年半で20歳になるんだものね。
今僕は6歳だから、犬年齢では40歳だ。
だけど、わんこの年なんて関係ないみたいだね。
だってね、パパやままはいまだに僕のことを赤ちゃん扱いするしさあー
まあ、いいけどさー
ところで、人間社会では成人の年齢をもっと早くした方がいいのでは？という話が出ているらしいね。
どうなんだろうね。
色んな意見が飛び交っているようだけどね。
中には早めるんじゃなくて、遅くした方がいいのでは？という意見の人もいるしね。
確かに身体的には成熟していても、精神的にじゃあそれに比例しているのかと問われれば、
疑問符だしねえー
かといって、罪を犯して未成年だからということで、罰を逃れたりで、都合の良い時ばかり幼くて、
責任を問われないのも、困るしね。
困ったもんだね。
平成20年1月20日の日曜日。
お散歩の時に不思議な植物を見つけたよ。
左下の黄色い植物なんだけどね、これは葉っぱなのかはたまたお花なのか未だに分からないだよね。
名無しの権兵衛さんだ。
ところで、なぜ無しの権兵衛さんて言うんだろうね。
これには二通りの説があって
一つは深川説
時は江戸時代に遡るよ。
深川の門前仲町は歓楽街だった。しかし、幕府公認ではなかったがために、正式に遊女を雇い入れる
ことができなかった。
そこで、幕府の目をごまかすために、遊女に男性風の名前を付けさせた。
その男性名を「権兵衛名」と呼んだ。
しかし、雇い入れた当初はまだ名前が付いていなかったため、その女を名無しの権兵衛と呼んだことが
由来だという説。
そして、第二の説は
日枝神社説
東京の赤坂にある日枝神社に昔から伝わる手毬歌の中の一節に
『♪山王のお猿さんは赤いオベベが大好きで…… 名主の権兵衛さんが…♪』というのがある。
この歌が伝承されていくうちに、名主が名無しに変化してしまったのだと言われているそうだ。
由来を調べてみるとなかなか面白いね。
平成20年1月27日の日曜日。
パパが明日からまた入院する。
でもね、今度の入院は悪くなったからではなくて、これ以上悪くならない為の入院なんだ。
色んな検査は勿論するから、大変だけれどね。
注射を自分で打つ練習をするそうだ。
自分で注射をするなんて、大変だよね。
きっとままだったらダメだったろうな。
パパも痛みには弱いけれど、でもね、辛抱強さがあるからね。
その点、ままはからっきしダメだからさ。
明日から2週間の予定だそうだから、2月の中旬には退院できるかな。
心配なのは副作用だ。
色んなケースがあるようだ。
どうぞ、パパに副作用が起きませんように・・・
ままと僕は毎日また御仏壇の前でお祈りするつもりだ。
平成20年1月19日の土曜日。
ううーっ
毎日寒いよね。
勿論僕はどんなに氷のように冷たい雨の中でも、雪の日でも基本的にお散歩が大好きだけれどさ。
でもね、やはり冬って身体全体が縮こまる感じなんだよね。
いつもはお散歩の後ってついつい顔が弛んでしまって、笑顔になることが多いのに、このところ、
いくらままがいいお顔してーって言っても、ちーっともそんな気分にならないんだよね。
早くお家の中に入れてよって感じかな。
お散歩している最中は身体がほかほかしてくるからいいけどね、止まったら冷たい風が僕の体を
吹き抜けるんだよ。
寒い時ってやっぱり顔が強張っていけないね。
ブーッって怒ったような顔つきになるんだよね。
これで、春が近付くと自然に顔もほころんで来るんだから、僕ってやっぱり正直者なのかもしれないね。（笑）
先生・・・「石灰に針が食い込んだようですね。だから痛かったのかも」だってー
注射をした後は「なーんだ、なんだか急に痛みがなくなったわねえー こんなじゃ早くに受けるべき
だったかもね」と先ほどの注射の痛さを忘れてままは思った。
その時には、1時間後には今までにない最高の痛みがやってくるなどとは思いもよらず・・・
「いたいっ！いたいっ！いたーい！」
1時間後のままは苦しげに叫んだ。
会社も5時半になると早々に引き揚げ、自宅に戻ってからも、痛みで七転八倒。
いやいや大げさではなくままの顔はすごかった。
インターネットで詳しく調べたところ、注射をすると大抵の人は楽になるがまれに
「激痛が走る人がいる」と書かれているではないか。
なんとその「まれ」な人にままはなったようだ。
24時間後にはその激痛も治まります。とも書かれていた。
その通りだった。
24時間後のままは何事もなかったかのように元のままに戻っていた。
湿布薬はまだやっているけれどね。
あーあー いくらままが大げさだからってさ、この舞台劇はなんだったの？
痛みに弱いままのお話でした。
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪ ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？
平成20年1月26日の土曜日。
ままは1月20日で還暦を迎えた。
心は若いつもりでも身体は正直だよね。
ままは、このところ、肩から左上腕部にかけて、ずきずきと痛みがあっておかしかった。
だけど、その内良くなるわよって病院にも行かず様子見だった。
ところが、もう限界。完全に左の腕が上がらなくなってしまったんだ。
いわゆる五十肩のような症状は以前にも一度だけなったことがあったけれど、それはいつの間にか
良くなっていた。
でもね、今回はじっとしていてもずきずきと痛むらしい。
ついにお医者さんに診せに行った。
会社の近くの人間ドックもやっている総合病院だ。
診察の結果、肩に石灰がたまる「石灰沈着性腱炎」と診断された。
レントゲン写真には確かに左肩に白い部分がかなり大きく見えた。
注射をすると楽になりますけれどどうしますか？と言われ、思わずままは「痛いですか？」って子供の
ような質問をしてしまった。
先生・・・「ええ、注射ですからね、少し痛いですよ。」
まま・・・「そうですか、少しだけですね、じゃあお願いします」
とは言ったものの痛いだろうなとは覚悟していたつもりだった。
しかーし、痛いなんてものじゃなかった。
ままはこんなに痛い注射は生まれて初めてだったって・・・
「ううーっ！痛い！いたーい！」ってままは病院中に聞こえたんじゃないかと思うくらいに大声で
騒いだそうだよ。
先生が「危ないですから動かないでっ！」て慌てたらしい。
だって、痛いのは少しだけって言ったじゃないのっ！先生の嘘吐き！
ままは心の中で叫んだ。
