ほどほど

でも、理屈じゃ分かってはいても、普段はね、ままは突然僕が何をしていようとお構いなしに
「ハッピーおいでーっ」って僕を呼ぶ。
そうして、僕を抱っこしたり、いつまでも触っていたりする。
でもね、僕はあまり触られると逃げ出してしまう。
僕はいつでもオッケーっていうわけじゃない。
そりゃあ、肩をもみもみしてくれたり、背中や首や耳の後ろををなでられたりされるのは、時によっては気持ちが良い
けれど、時によってはそれをうるさく思うこともある。
つまりはこれだって、人間と一緒なんだと思うよ。
つまりはあまりしつこくされるのは僕は嫌いなのさ。
僕はおもちゃじゃないからね。
そこんとこ、分かってくれるといいなあなんて、たまに思うのさ。
これって、わがままなのだろうか？
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
でもね、僕が言えることは、なんだかんだってパパもままも大好きだってことさ～♪
言いなりにはならない僕だけどさ、こんな僕だけどさ、それでも、僕は世界一パパとままが大好きだってことさ～♪

ところで、ネギ坊主の右側の写真、小さいからよく見えないけれど、この写真はね、どこかの
おじいちゃんがたき火をしている写真なんだ。
なーんだって思うでしょう？
でもね、これがね、なんでままが写真をわざわざ撮ったかっていうとね、たき火をしながら、缶ビールを片手に
おいしそうにぐびぐび飲んでいたからなんだ。
とっても、おいしそうに、気持ち良さそうにね。
はっきり写すとプライバシーの問題にかかわるから遠目に撮ったというわけさ。
のどかな田園風景に、思わずカシャって、カメラを向けてしまった一幕だった。
ままはきっと自分でもやりたかったのかもね。
ぐびごびっとね。(笑)
でもね、ままね、「ほどほど」だよ。
どこかの知らないぐびぐびおじいちゃんはとても元気そうだったけれどね。

平成19年6月17日の日曜日。
昨日は、とっても楽しかったな～♪
僕は本当にしあわせ者だね。

6歳って、人間の年でいうと、40歳なんだよね。
よく節目っていうけれど、この40という数字は要注意なのかもしれない。
人間の寿命も毎年延びているけれど、わんこも最近は食生活を初めケアーが行き届いているおかげなのか、
長生きしているようだ。
何かと故障が多い僕でも、なんとか長寿の仲間入りをすることができるだろうか。
まあ、信じて疑わずの精神で、前向きに生きるしかないけれどね。
人間の世界では、お酒は「百薬の長」って言われているんでしょう？
わんこの場合はなんだろうな。
あははっ　お酒を飲むわけにもゆかないしね。

だからね、雷が鳴ったりすると、「かわいそうにー怖いよねえー」って言いながら、自分のちゃんちゃんこを着せて、
まるでお人形さんを可愛がるように、いつもいつも抱きしめていたんだって。
これは嘘か本当なのか、ままのお母さんが言うには、あまり可愛がりすぎるとねこちゃんって、痩せてくるらしいんだ。
だから、ねこちゃんが天国に行ってしまった時に、あまりままが可愛がりすぎたからかなって、だから、ねこちゃん、
いなくなっちゃったんだって、子供心に思ったらしい。
そういうトラウマがあるからね、ままはあまり可愛がると僕が変な風になるんじゃないかって、心配なんだ。
だから、時々「おっとー！」って、自分でストップさせる。
いわゆる「過保護」は人間にしてもわんこにしても要注意だってことなんだね。
どこまでが過保護で、どこまでが放任なのかは、なかなか難しいようだけれど、すべてにおいて、「ほどほど」
ということが大切だってことなのかな。

適度の運動と、適度の栄養と適度の愛情と・・・
うーん、最後の部分はどうだろうか？

昔ね、ままが小さい頃のお話だけれどね。
もう何度もこの日記にも登場しているから、ちょっと重なっちゃうけどさ、あらゆる動物を飼っていたらしいんだ。
わんこは勿論ねこちゃんでしょう、にわとりさんでしょう、ジュウシマツでしょう、うさぎさんでしょう、そして
おばあちゃんのお家にはあひるさんもいたらしい。
まるで、小さな動物園みたいだったねえ。
ままが3歳頃のお話だけれどね、いやな思い出があるんだ。
その頃、お腹をきゅっと押すと音が出てくるお人形さんをままは大事にしていた。
でもね、それよりも抱っこをすると、すり寄ってくるねこちゃんの方がもっとままは好きだった。

そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪　ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？