平成19年6月26日の火曜日。
あのねえー、僕のお誕生日にって、今日ねえー 宇実お姉ちゃんからね、プレゼントが送られて
来たんだよ。
封書に入っていたからね、僕はなんだろうなあー って、興味津津だった。
パパが開けてくれるのをまだかなまだかなともどかしくて、パパの手をじーっと見つめた。
「ハッピー なんだろうねえー 何かなあ？」
パパったら、」もうじらさないでよー
ジャジャーン うん？なんだかいい匂いがするそー
僕がいつも食べている匂いとも違う、でもなんだかおいしそうな匂いが僕の鼻を刺激した。
クンクンクン 僕は可愛い、たぶんこの袋もお姉ちゃんが作ったのかな～
可愛いシールがいっぱい貼ってある袋から取り出したプレゼントに鼻を思わずくっつけた。
これは絶対食べ物だよ。
でも、今まで食べたのとちょっと違うな。
パパ、早く僕に食べさせてよー
本当は僕のおやつの時間って、決まっている。
だから、どうかな？パパは食べさせてくれるかな？って、僕は半信半疑だった。
「やったーっ！♪」
今日はスペシャルデーらしい。
「ハッピーおいでー」
そわそわ～～そわそわ～～
いいのかなあー？
パパはいつもの僕の食器にそのおいしそうな食べ物を入れて、僕を呼んだ。
といより、僕はパパの背中にほとんどくっついていたけどさ～(笑)
うーん！おしいいよ～～(*^。^*)
「ふむふむ、これはねえー お姉ちゃんの手作りジャーキー・・・」
パパはお姉ちゃんから僕へのお誕生日のお祝いメッセージを読んでくれた。
「おたんじょうび おめでとう はっぴぃ ♡♡
おねえーちゃんの 初手作りチキンジジャーキーだよ～～
元気で健康な1年でありますように～♪」
お姉ちゃん、ありがとう♪
僕、元気になるように頑張るからね！
うーん、モリモリ～～
お姉ちゃんのメッセージを聞いたら、とたんになんだか元気が出てきたような気がした。
僕は今まで一度も手作り料理なんて食べたことがない。
いや、お友達のママからいただいて食べたクッキーとかはあるけれどね。
ままは一度も作ってくれたことがないからさ。
いや、いやみを言っているわけじゃないよ。
それだけ、お姉ちゃんが作ってくれたチキンジャーキーがおいしかったから、だから、ちょっとその、
なんというか、言ってみただけだよ。
とにかく、僕はお姉ちゃん特製のこのチキンジャーキーがお気に入りになった。
今度はいつ出してくれるんだろうなあー
きっと、ちびちびかなあー
よくね、ままはこれは高級品だからって言って、ちびちび食べて、その内悪くなってしまった
っていうことが何度かあるんだよね。
例えば京都のある有名なお店の千枚漬けとか、北海道の高級いくらとかさあー
だから、僕は心配だよ。
まま、ちゃんと僕には出してね～。
お姉ちゃん、お仕事で忙しいのに、こんなにおいしいジャーキーを作ってくれて、
ありがとう～(*^。^*)
僕は、ますますお姉ちゃんのことが大好きになっちゃうよ。
これって変な言いかたかな？
いや、食べ物につられて言ったわけじゃないよ。
いや、やっぱり、食べ物につられたのかなあ？
食べ物の恨みはすごいってよく言うでしょう。
この場合はその逆なのだから、逆も真なりーだよねえ～(笑)
冗談は抜きにして、本当に僕は嬉しかったんだ。
宇実お姉ちゃん、ホントニホントニありがとう～(*^。^*)
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪ ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？
