だから、ままはな～に？だっこなの？って言ってすぐさま、僕を抱っこした。
そして、「まだおめめが変なの？左目が痛いの？」って僕の顔を覗き込んだ。
そして、たくさん僕に話しかけるんだ。
「明日は先生に診てもらおうね。すぐに良くなるから大丈夫よ～」って、何度も何度も言うんだ。
まま、分かったよー でもね、僕は明日になれば多分大丈夫だと思うよって、僕も心の中で、
何度も何度も言った。
僕はきっと無意識のうちに、ままに安心を求めていたのかもしれない。
なぜ、ままだったの？って問われても、未だはっきりしたことはわからない・・・
やっぱり、パパが言ったように、パパにいじめられたって思ったんじゃないかって？
いや、そんなことは絶対ないってばー
深層心理は？
そんなこと、難しいよー
いいんだよ、わからなくてもー
ともかくも、大事に至らなくて本当に良かった！
というわけで、お医者さん行きは中止となったから、今朝も早くからお散歩だったよ。
霧雨が降っていたけど、このくらい平気さ。
レインコートじゃなくて、普通のお洋服を着てお散歩だった。
レインコートは厳重装備だからね、僕はあまり好きじゃないんだよね。
動きやすいのが一番さ。
平成19年7月22日の日曜日。
良かったぁ～♪
僕のしょぼしょぼおめめは治ったよ。
パパの言うとおりだった！
僕は昨日は実を言うと大きな声では言えないけれど、「わてハッピーしてまんねん」って、じゅ文
のように、呟きながらそのまま寝てしまったけれど、寝るまで尻尾は下がりっぱなしだったんだ。
僕らわんこって、正直者なんだよね。
気持ちがすぐ尻尾に出てしまうんだよね。
だから、ごまかそうったって無理なんだ。
まあ、ままくらいだったらごまかせるけどさあー
パパには到底無理なおはなし。
突っ込みいれられるといやだからさ、僕は早めに床に就いたんだ。
そしてじゅ文だった。
それが多分良かったのかもしれないね。
それが多分僕らわんこの本能的な行動というか、早く治癒するための自然な行動でも
あるんだけどね。
まあ、突っ込みも多分に気になったとはいえ、そうでなくとも、きっと僕はハウスへまっしぐらだったと
思うよ。
昨日の僕はやはり異常だったな。
大好きなパパが「ハッピーおいで～♪」って言っても行こうとしなかったもの。
パパは「きっと僕がシャンプーをしたから、いじめられたって、思っているのかなあ？
だから、来ないのかなあ？」なんて、しきりに気にしていたっけな。
ままも乗じて「そうかもー」なんて言うからさあー
だからって、僕はパパのところへ行くかって言うとそうじゃなかった。
でもね、別にパパのせいにはしていないからね。
だって、シャンプーは気持ち良かったしね。ただ、なんでかな？っては思っていたけれどね。
でもね、でもね、これが不思議なことなんだけれどね、パパのそばには行こうとしなかった僕が、
ままのところへ行こうとしたんだ。
いつもはそんなことは絶対ないよ。
なのに、パソコンのそばにとことこと行って、椅子に座っているままの膝に手をかけた。
そりゃあままはもうびっくりさ。
というより、とても嬉しかったみたいだ。
だって、ままにだっこされるのは基本的に嫌いだからね。
いつもは逃げ回るんだ。
おばあちゃんの句集もパパが、大かた打ち終え、校閲ではないけれど、一応次はままが原稿と
照らし合わせて、二重に入力していないかとか、字に誤りがないかとかをチェックした。
俳句の字は旧仮名を用いる。
例えば「う」が「ふ」だったりする。
ところで、寶って読める？
これはね、宝の意味だそうだ。
「これ、読めないわよー 宝に直した方がいいと思うけどなあー」って、ままがおばあちゃんに
言っている。
「あらっ、そお？読めないかしらねえー たからってこの字を使うんだけれどねえー」と、
おばあちゃんは首をかしげている。
「でも、みなが一目見て読める字の方がいいと思うわよ」って、ままがしつこく食い下がる。
「そうねえー 読めないと意味がわからないものねえー」ついに、おばあちゃんは折れた。
歳時記をいつも紐解きながら俳句をひねっているおばあちゃんは、たぶんままよりも漢字を知っている
かもしれない。
だって、かなり読めない字が出てきたようだからね。
でもね、この寶みたいに、電子辞書の広辞苑で引いてみてもすぐに出ない漢字はやっぱり
新仮名づかいに直した方がいいかもしれないね。
若いころローマ字を習ったから大丈夫でしょうと、母の日にパパとままからおばあちゃんに
プレゼントされた電子辞書は今や大活躍だ。
最初は「ぎゃ」とか「ちゃ」とかが打ち込めなくて、慣れるのに時間がかかったけれど、今はもうすいすいだ。
できないって、最初からあきらめるのではなく、なんでも挑戦してみることって、大事なんだね。
どんな風に仕上がるかなあ？
おばあちゃん、楽しみだねえ～(*^。^*)
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪ ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？
