やっぱりいいな軽井沢　その6

右上の写真は何だと思う？
左上の写真をまず見てね。
岩の隙間や洞穴や倒木の陰など涼しくて薄暗い湿った環境に生育する割れ目の間に苔が生えていてね
それがなんと光るんだよ。
この苔をその名の通りヒカリゴケと言うんだ。
ヒカリゴケ自身が発光するのではなく、洞窟内に入る僅かな光をレンズ状の細胞の原糸体という部分で
反射して黄緑色に輝いて見えるそうだ。
文化財保護法によって「学術上貴重で、日本を代表する自然を記念するもの」として天然記念物に
指定されている場所もあるそうだ。
貴重なヒカリゴケなんだね。
当鬼押し出し園では、5月中旬から10月下旬に見ることができるようだ。

まあ、そこがままがままたる所以なのかもしれないけれどね。

お土産屋さんには、様々な岩石が並べられていた。
アンモナイトの化石も、売っていた。
アメジストや水晶なども、こうして見るとそんなに高くない。
宝石として、売りだすとカットの具合とか、デザイン料で高額になってしまうんだろうね。
Tお兄ちゃんも興味深げに見入っていた。

あれっ！ままが好きなものが見えてきたよ。
あれだよ、あれっ！真中が開いていて、そのモノ自身になりきっちゃうあれが見えてきたよー
今日のあれは、鬼さんだった。
こないだは確か水戸黄門様だったよね。
僕はままの餌食になってしまった。
うわーっ！鬼の口の中に入ってしまったよーーー！
助けて～～～！

この鬼押し出し園のページは長くなりそうだな。
だってねえ、ままが高山植物をたくさん撮ったからね。
どれも外すことができないのは目に見えている。

平日だけれど、軽井沢の夏はどこへ行っても混んでいるなあ。
人気スポットだものね、しょうがないね。
軽井沢の良さを堪能するには、シーズンオフの時の方が本当はいいんだろうね。

駐車場へ車を止めて、下をくぐって向こう側に出る。
下ってすぐの所にはお店があり、「おしいいですよ～どうぞ～」って、試食品を皆に食べさせようと
ままと同じ年頃かなあ、オバサンが声を張り上げていた。
まだお土産はいいわよねーと、ままは無視して立ち去ろうとしたら、そのオバサンはままをじーっと何秒か
見つめると「芸能人の方じゃないですよねえ」と言われてしまった。

周りを見渡していたパパがいきなり、ままに「ほらっ！高原松ぽっくりだよ！」って、
ままに言った。
ままは「えっ、今何て言ったの？本当？高原松ぽっくり？」って、ままは本気にして
見上げた。
「うっそだよ～～♪」
「んもうっ！」
パパは真剣な顔をして、ツラーッと言うからままはいつも騙されてしまう。
パパはそうして、いつも面白がっている。
ふーん、なんだか平野の松ぽっくりとは少し違うような・・・
案外パパの言うことが本当だったりしてねえー（笑）

Tお兄ちゃんと宇実お姉ちゃんは岩石を触っては「ふむふむ・・・これは・・・かなり風化しているね」など、
研究に余念がない。
ままは、高山植物をパチパチと撮りまくり、パパは周りの景色の写真を撮りまくり、僕はというと、勝手に
あの例の伸びたり縮んだりのリードだから、あっちへ行ったりこっちへ行ったり探索だった。

写真が多すぎて上の方に載せた写真だけれど、親子岩と命名された、岩があった。
大きい岩と小さい岩が並んでいる。
形もそっくりだ。
自然にできた岩なのにね、こんなに似ているなんてすごいよ～♪

お花もきれいだね。
夏はたくさんのお花が咲いているから、楽しいね。

遠くを見ると見渡す限り、山々が連なって、なんだか僕の気持も大きくなった気分だった。

おおーっ！ままは舞い上がってしまった。
そうさ、ままはこの手に弱いんだよね。
実を言うとね、よく誰それに似ているねって、よく言われるんだ。
それが、似ているって言われた人達を比べてみると、全然似ていなかったりする。
これってどういうことなんだろうね。
例えば、要するに全体ではなく部分的に少しでも似ていると、その部分が強調されて、印象として
残るのかもしれないね。
芸能人といって美人さんとは限らないのに、ままはもうこの時点で有頂天になってしまった。
宇実お姉ちゃんは、その時ちょうど用足しに行っていたから、この陳腐な出来事は知らず、帰るなり、
パパからそのお話を聞かされ、お姉ちゃんときたら、すかさず、「あらっ、分かりましたあ～、しーっ！って、
まま、言えばよかったじゃない」と、パパに似て冗談好きな所を見せて、皆大笑いとなった。
パパはパパで「よしっ！これで、ままは今日1日ご機嫌だ～♪」なんて言うし、ままはままで、本当に
テンションが高くなっちゃって、何かを買ってもらおうと思ってお世辞を言ったのかもしれないのにねえ、
単純明快なままには僕もマイッテシマッタ。

上の写真がゆり園で見かけたお花だ。
れんげに似ているけれど、ようく見ると葉っぱが違うね。
れんげ草の葉っぱってハート型だし、葉も両側に対で出ているんでしょう？

シャジクソウの方は葉っぱの数が七枚で輪生になっているものね。
右上の看板にも説明があるけれど、葉の付き方が車の軸のようなので、
車軸草と命名されたそうだよ。

うーん、れんげ草もどきのこのお花の名前、なんて言うんだろう？
気になるなあ～

そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪　ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？