笑顔が戻ってきたよ

今日の2回目のお散歩だよ。
夕方だからね、涼しい風が吹いてきて、とっても気持ちが良かったよ。
パパが言うには、本当はままがもっと早起きをすることができれば、早朝の方が涼しくて
もっと気持ちがいいらしいけどね、でもね、それは僕も我慢さ。
だって、ままは土曜日と日曜日にたくさん寝ることができるのが至福の喜びだって、いつも
言っているのに、かわいそうでしょう？
だからね、そういうこと。
僕は夕方でも大丈夫だってこと。

シュッシュッシューっておちっこの後に土をかけるのが、僕の癖だけれど、
腰と背中が痛い間はそれもできない。
病院からお薬をもらって、朝晩2回飲み始めたせいか、大分調子が良くなってきたけれど、
まだその癖はできそうにない。
あれって、かなり力が入るんだよね。

でもね、僕はがんばるって昨日お約束したんだから、我慢我慢！
ちょっと恨めしげな顔、寂しげな顔になっているよね。
僕ってなんて正直者なんだろう。
気持ちがすぐに顔に出てしまうんだ。
もうすぐ6歳だっていうのにね。
なかなか成長しないもんだね。
仮面をかぶることは僕は苦手なようだ。
その点、人間って、仮面をかぶるのがとても上手なような気がする。
それって、いいような悪いようなでしょう？
本当に悲しい時に泣かないし、喜んで良い時にでもにこにこ顔にならない。
役者でもないのに、そうして人間は表情を使い分けることができる。
一方、能面のように表情がなくて、仮面をかぶっているその中身の顔だけが、
正直に動いている場合もあるようだね。
感情を押し殺さなければならない時には、とても便利だとは思うけれど、
やはり、あまり僕は好きじゃないな。
思ったことはすんなり言った方がいいんじゃないのかな。

平成１９年６月10日の日曜日。
実は昨日はそんなこんなで朝のお散歩は短めだった。
でも、僕はなんだか物足りない。
そういう僕の気持をままはわかってくれたのだろうか。
夕方になってから、もう一度僕をお散歩に連れ出してくれた。
もちろん、ほんの少しで、ちょっとがっかりだったけれど、僕の要求に応えていては、
いけないんだよね。
ままはぐっと我慢をして途中でお散歩道をターンした。
僕は「ターン」とか「はい、右に」とか「左に行って」とかは大体分かる。
だから、ままがほんのちょっぴり歩いただけで、「はい、ターン」なんて言うんだもの。
「えーっ！どういうこと？」って、ままの顔を穴が開くほど見つめてしまった。
だから、お家が近づいてもそこを曲がらずにまっすぐ行こうとした。
そうしたら、「ハイ、右」ってままが言うんだもの。
もう、がっかりさ。

これが習慣というものかもしれないね。
お散歩のパターンに変化あり！
僕のレーダーはしっかりキャッチさ。

トウモロコシ畑が一面にこれすごいね。
今年は二酸化炭素削減だからって、とうもろこしが目を付けられているようだね。
でもね、これは多分食用だろうな。
ブラジルでは、とうもろこしの値段がが高騰しているようだね。
でもね、どうなんだろうね。
とうもろこしが地球に優しいのはわかったけれど、だからって、それをエネルギー化するのに、
またCO2をたくさん使ったりすると同じだよね。
少ないといいけれどね、そういうデータは勿論研究しての結論だとは思うけれどね。

早くシュッシュッシューができるようになるといいな。
でも、力が入るってことは、体によくないのかもしれないな。
でも、癖だしなあー　きっと、少し良くなったら戻りそうな気がするよ。
どうしよう？
ねえ、まま、どうしよう？
まあ、そのくらいは筋力を付けるってことで、いいんじゃないのかなって、ままは
言ったけど・・・
まあ、くよくよしても始まらないよね。
僕の性分だからさ。
笑顔が戻ってきた僕だった。

だから、やっぱり僕が最初に言った言葉は撤回するよ。
成長しなくていいや。
正直に僕の気持を伝えるには僕の表情を見てもらうしかないからね。
言葉を話せない分、そうして、僕の気持を伝えるんだ。
だからね、まま、今日はちょっぴり残念だったことは確かだよ。
だからって、ままは折れる必要はないからね。
だってね、僕は長生きしたいしさ。
分かっちゃいるけど、やっぱり僕はこれからもきっとこんな顔をすることが間々
あると思うよ、よろしくね。

今日、日曜日も、実は朝夕と2回お散歩だった。
でもね、今日の僕は、昨日よりも爽やかな顔をしているような気がする。
こうしてだんだん慣れてゆくんだろうな。

そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪　ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？