ままがね、こんな本を読んでいたよ。
「愚問の骨頂」っていう題名なんだ。
ある質問をする場合に、正しい質問というのはその質問自体に答えが隠れているとか？
ふーぅーん、どういうことなのかなあ？
例えば「院内感染をなくすにはどうしたらいいのか」という問いは愚問であるという。
では、良い問いとは？
「どうして院内感染は大病院に多発するのか」という問いなのだそうだ。
要するに漠然とした問いではなく、どうしてと質問して正しい答えを引き出すには、ある程度、具体的に
突き詰めてから問いを発するということなのかな。
院内感染を起こす時はいつなのか？
どこで起きるのか？
何をすれば起きるのか？
なぜ起きるのか？
ではどのようにすればいいのか？
要するに昔から言われていることではあるが、五つのＷ。
いつ WHEN
どこで WHERE
何を WHAT
なぜ WHY
どのように HOW
これらをよーく考えてから発する質問が優れているということなのだろうか？
まま、分かった？
僕はわからないよー
なあに？ままもわからないって？
うーん、なんだか理屈っぽい本だよね。
でも、結局はなんでも安易に質問しても無駄だってことは確かだね。
では、今日のままの行動はどお？
どうだったかな？
では検証してみよう。
パパはおばあちゃんの句集を今作っている。
表紙をどうしようかなと考えている。
表紙は厚紙がいいかなと思った。
そこで、「ボール紙はどこどこ？」と探しだした。
ない！
そこで、近くにいた店員さんに尋ねた。
置いてある場所は、見つかったけれど、サイズが合わないし、イメージにぴったりしたものが
見つからない。
他に何かないだろうかと探しだした。
うろちょろしても見つからない。
そこで、インフォメーションに聞くことにした。
そして、質問の前に何をしたいのかを具体的に思った。
表紙だけではなくて、閉じ紐も必要だし、厚紙でもボール紙だけではなく、他の素材も見てみたい。
「製本材料はどこに置いてありますか？」
「あったあー！」
あはっはっ～ 最初の質問はやはり愚問の骨頂だったね。
平成19年8月13日の月曜日。
今日からお盆だねえ。
毎年、ままが勤めている会社はこの時期は一斉にお盆休みに入る。
といっても3日間だけだけどね。
会社によっては1週間もお休みで、土日を入れると、9日間もお休みなんてところがあるらしいね。
長いお休みをもらえる所って、メーカーが多いそうだね。
ままが勤めている会社はメーカーじゃあないし、そういうことはとても望めそうにない。
でも、それでも土日を入れると五日間もお休みなんだもの、良かったねえ。
昨夜は迎え火を焚いて、天国から二番目のお姉ちゃんも帰ってきたよ。
朝からままはお姉ちゃんに御馳走を作っていた。
精進料理が主なメニューとなるから、なかなか大変なようだ。
お肉や魚介類を使わないとなるとお料理に限界があるからね。
御膳には五つのお椀が並べられている。
左手前がご飯物、右手前はお汁物、左後ろには平椀皿だから、サラダのようなものを、右後ろは深いお椀だから、
煮物のようなものを、そして真ん中はちょっと高めの小さな器にデザート類を載せる。
おままごとみたいに、少しづつお料理が載せられてゆく。
出来上がり～♪
さあー、お待たせ～お姉ちゃん召し上がれ～♪
午後は、僕も一緒に今日はお買物だった。
だって、ホームセンターだから、僕も一緒にお店に入ることができるからね。
お出かけバッグはこないだ軽井沢で買ってくれたバッグだった。
慣れたかって？
うーん、まだまだ慣れないけどさあ。
でもね、きっとその内慣れるような気がするよ。
だって、このバッグに入るとどこかいい所に連れてってもらえるとなると、僕もね、ほらっ！ 単純だからさ、
僕の小さな頭に「イコール」という言葉がインプットされるというわけさ。
今日はいつものホームセンターではなくて、ちょっと遠い茨城県の方まで足を延ばしたんだ。
広すぎてどこに何があるのやら、分からない。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり、パパとままはうろうろだ。
その内ままは何かを探す度にインフォメーションに聞きに行っていた。
どうやら、やっと時間の無駄遣いに気付いたようだ。
その為のインフォメーションだとは思うけどさ、でも、もっと分かり易い表示があるといいのにね。
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪ ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？
