平成20年7月3日(木)

夏休みは特別休暇として7月.8月の2か月の間で、3日間取ることができる。
今年は、なんと7月に入るなり3日.4日と2日間取ることになった。
というのも、今回訪れる群馬の薬師温泉の「旅籠」という旅館は、秘湯で、人気の場所であり、
いつも予約でいっぱいなのだ。
まあ、秘湯とはそのまま秘密の湯なわけだけれど、このところかなり有名になり、
予約が殺到しているらしい。
そもそも、なぜこの旅館を知ることができたかというと、同じ勤め先の方の紹介だった。
「Mさん、ここはとってもいいよ〜♪お勧めだよ〜♪」とパンフレットを見せながら、説明を受けた。
もうその写真を見ただけで、その気になってしまい、すぐにネットで空室を探した。
しかし、土日は三ケ月先まで詰まっており、平日で一番早く取れたのは、この7月3日.4日
だったというわけだ。

謳い文句がいい。
「かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠」だものね。

約2万3000平方メートルの広大な土地に、全国から茅葺の古民家を移築している。
館内には江戸〜昭和の調度品が飾られ、昔の旅籠の雰囲気が再現されているという。
滝を間近に見られる露天風呂や、温泉のせせらぎをのぞむ内風呂も風情がある。
お料理にしても囲炉裏会席だというしね♪

今回は我が家の愛犬ハッピーはお留守番のつもりだったが、前日になって、ネットを見ていたら、
「ぽちとにゃんこのお家」という文句を発見。
これはな〜に?
ひょっとしてわんこも泊まれるのかとわくわくしながら、旅館に尋ねてみた。
「ええ、空いてますよ〜♪大丈夫ですよ〜♪」との快いお返事をもらった時には、本当に
嬉しかった。
ただし、お部屋は別になるけれど、それは仕方無いこと。
一緒に行けることになり、楽しみが倍増した。

途中、高坂Sに寄った。
ここは軽井沢へ行くときにはいつも寄るところだが、今回ドッグランが坂から
昇格して(笑)
上の方に変わっていて少々戸惑ってしまった。

相変わらず、ワンコと一緒の旅行者は多い。
ワンコが大好きなハッピーは早速ご挨拶だ。

関越自動車道に入り、渋川伊香保を降りたのは、ちょうどお昼どきだった。
ここから、少しずれるけれど、足を伸ばして水沢うどんで有名な水沢に立ち寄った。

そう、かの有名な日本三大うどんのひとつの水沢うどんの地だ。
県道15号沿いにはうどん専門店が軒を連ねている。
通称・水沢うどん街道と呼ばれている。
しぶかわCCを目安に行くと分かりやすい。
薬師温泉は水沢から約45キロ弱だ。
急ぐ旅でもなくナビにお任せだった。
確か、榛名湖を通るはずだけどなと言いながら、どうも通り越したみたいで、そうこうしているうちに薬師温泉に着いてしまった。
まあ、いいかあー 帰りに寄ることにしましょう。なんと、気楽な旅である。

うーん、山奥に来たもんだわ〜♪
すがすがしい空気が胸を通り越してゆくようだ。

まず、目についたのはなんとゴミ箱、それもなんと当て字で「護美箱」と書かれている。
なかなか洒落ているわね〜♪ 美を護る箱かあ〜♪ いいわねえ〜♪
入口に置かれている人力車は飾りで運行はしていないらしい。
ちょっぴり残念!
雑誌で紹介されていた内のひとつ、「大澤屋」に入った。
門前のうどん店の中では規模的には広いようだ。

ところで、日本の三大うどんとはどことどこのうどんのことを言うのだろう?
ご当地のうどんが一番です!といろいろ言われているようだが、、結論は、他には
稲庭うどんと讃岐うどんが挙げられるらしい。

私の好みといたしましては、一番が稲庭うどん、そして、次が今回初めていただいた
水沢うどん、そして、最後に讃岐うどんかなあ。

休憩所があちらこちらに設けられていた。
赤い小さなポストはどうやらアンケートを入れるものらしい。
面白い趣向だ。

古めかしいストーブが置かれているけれど、これは冬場はを入れるの
だろうか?

今日は宿泊する建物は古民家で、今立っている場所よりも下方にある。
つまり谷の方に降りてゆく感じだ。
涼しげな風鈴の音色も漂ってきた。

少し霞がかかっていて、幻想的な気分になってきた。

枕木街道と書かれた、看板が見えた。
そうよね。ここは街道なんだわ!

全国から集めた枕木で街道作りをしているそうだ。
階段をひとつひとつ踏みしめながら、まるでタイムスリップをしたかの
ような錯覚に陥った。

水沢うどんは初めて頂いたけれど、稲庭うどんのスルスルと入るのど越しと
違い、水沢うどんはシコシコとちょっとキシメンに似た、こしの強さがあり、
しかも透明感もあり、それはそれで、歯ごたえのあるおいしさだった。

そもそも水沢うどんは、高麗(朝鮮半島)から訪れ、この地に水澤寺を開いた高僧
恵灌僧上がうどんの製法を伝え、参拝客に振舞うようになったと言われている。
小麦作りに適した土地だったことで定着したようだ。

近辺には舞茸センターがあり、群馬の名産でもあるその舞茸の天ぷらが
大盛りで付いている。
注文時に新鮮なキャベツを主にした浅漬けのお漬物がありますが、いかがですか
と勧められ、最近になってお漬物が好きになった私達夫婦は、お願いしますと口を揃えて
注文した。
シャキシャキとしたおいしい浅塩漬けで、ごまの風味とみょうがの香りが
マッチしていて、とてもおいしかった。
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薬師温泉旅行  その1 

ハッピーも久しぶりの旅行で、とても嬉しそう〜〜♪
私の膝に手をかけて、まるで、「ねえ、まま、僕とっても楽しいよ〜♪」って、
話しかけているようだ。

主人が昨年の11月に大病をしてから、二回目の旅行になる。
一回目は、傷口が少しでも癒されますようにと、今年の2月23日.24日と一泊二日で
箱根の温泉(about my dogの2月24日に記載)に出かけたけれど、ちょうど春一番が
吹き、春の嵐でサンザンだった。
しかも、途中で主人の具合が悪くなり、翌日は早々に帰ったのだった。

今回は大丈夫かしら?と少々不安だったけれど、そんなことを気にしていたら、何も
できないわけで、何事も前向きに考えないとねえ、良くなるものも逆に悪くなりそう
なんだもの、実行あるのみでした。

とはいえ、あまりスケジュールいっぱいだと疲れるので、のんびり旅行だった。
3時にチェックインだから、その頃着けばいいわけだしね。